それぞれの思い 6



ガチャン・・・
井宿は入ってきて翼宿の前に立った・・・。

「今日の翼宿は変だったのだ。みんなも心配していたのだ・・・。」
「・・・・・。」
「・・・やっぱりオイラの言った事が原因なのだ?」
「ちっ、ちが・・・」

翼宿は即答した。
あきらかに図星である。

「やっぱりそうなのだ。オイラの言った事がそんなに嫌だったのだ?」
「そんなことあらへん!せやけど・・・」
「なんなのだ?」
「やっぱし自分の気持ちがわからなくてな。どうも違うような気ぃも
して・・・。」
「・・・・・。」
「ようわからんのや。」

井宿は心が痛んだ。
自分が言ったせいで、翼宿をこんなに悩ませてしまった。

『でも・・・、オイラも自分の気持ちにもう嘘はつけない!今日1日
一緒にいて改めて思ったのだ!翼宿が大好きだと・・・。もう2度と
離れたくないと・・・。』

またこのことを考え出すと、さっきのように「好き」だと言いたく
なってしまった。もう離れたくない、とも・・・
井宿は決心した。



「・・・せやから・・・んっ?!」

井宿は強引に翼宿の唇を奪った。

「んふっ・・・」

翼宿は突然の事だったのですぐに息が上がってきた。
井宿は翼宿をベッドに押し倒す。
あふれた唾液が首筋を伝いくすぐったかった。

井宿は限界の寸前でやっと口を離した。

「なっ、何すんのや!やめ・・・」

ビクンッ

「な、なんや?体が動かへん・・・。まさか?」
「そう、そのまさかだ。」

そう井宿が術をかけて翼宿を動けなくしたのだ。
翼宿は再び井宿の口調が変わった事に恐怖を感じた。

「やめるんや!お前はこんなやつやったんか?!仲間思いのやつやと
思とったんに・・・。」
「仲間?やっぱりそうとしか思ってないんだな、翼宿は・・・。
心が・・・、心が奪えないならせめて体だけでも奪ってやる!」
「井宿っ、何言っとるんや?!やめ〜〜〜〜〜いっ!!!」

しかし、抵抗空しく井宿はやめる気配はない。
そして、再び自分の唇で翼宿の口を封じた。

「んっ・・・!」

口付けはだんだん激しくなっていく。
そして、その中井宿は翼宿の服を脱がせにかかった。
翼宿の服はすぐにはだけた。
筋肉の締まった体が露わになる。
そして優しく体を撫でてやる。

「うっ・・・。」
「あっ!」

翼宿は井宿の舌を噛んでしまった。

「ふんっ、そんなに嫌なのか?」
「ちっ、ちが・・・。」
「そうか・・・。じゃあこれはどうだ?」

そういうと井宿は翼宿の首筋を舌でなぞり、そこに紅い花を散らした。
井宿の舌はどんどん下がっていく。
そして、胸にもいくつも花を散らせた。

「うっ・・・・・、はぁっ!」

翼宿はその度に甘い声を上げる。

「声を隠さなくていいんだ。もっと出すんだ。」

そう言って井宿はズボンに手をかける。
その間もいくつもの花を散らす。

「ひぃっ・・・!」

翼宿はとてつもない恐怖を感じていた。
そして、術をかけられながらも精一杯の力であるものを探した・・・。

『確かベッドの端に・・・。』
井宿が花を散らす度に声を上げて体をのけぞらせながらも目的のもの
を探し当てた。

井宿の手が今にもズボンを下ろしそうであった。



井宿は気づいていない!
そう思うと翼宿は手にしたものぎゅっと握って振り上げた・・・。











  ☆管理人からのコメント☆

第6弾です!井宿ただいま・・・暴走中!!まずいです・・・。翼宿の運命は〜!?
にしても、私裏ネタ書くの初めてだったのです!今までは自信なくて書いてなかったのですが、今回は話を書いて
いくうちにどうしても必要になって・・・。出来が心配です・・・。

にしても・・・井宿暴走しちゃいました。またこのネタ書いちゃいました。やっぱ井宿は暴走しないと!・・・と思うの
は私だけ?
だんだんまずい路線になってきた・・・。これから修正しなくては〜!






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